K002

「アートと社会を繋ぐ空間」     

骨董品店が立ち並ぶ、独特な地域である東京都中央区京橋。 

その場所に書店とギャラリー、読書スペースを複合した店舗が計画されました。  

アートに関わる古書の本棚をベースに、読書スペースとギャラリースペースを作るゾーニングが求められる中で、シンプルに大きな棚を中央に配置し空間を2分割する事としました。

また、アートと読書に対して雑音となる様な空間の装飾は極力排除する事としている為、一見大きなラワン合板製の棚が置かれただけの空間に見えますが、この棚を通した体験にこの店舗の独自のデザインが埋め込まれています。

読書スペースには仕事をする場所といった社会的な要素が内包されます。  対して壁面のアート作品は社会に対して表面化した作家の思考の一部であり、それに理解や興味を抱く事のない人も多く存在します。 

それらの間にある書籍はアートに対しての理解や知識を深めるものであり、アートと人(社会)を繋ぐアイテムであると考えました。     

そんな三者の関係性を繋ぐデザインとして、この棚は片面が本棚となっており、対面は読書スペースとなっていますが、それらを分割する中板にカラーアクリルを使用しています。 読書スペースからはカラーアクリルを通して、本棚に並ぶ本の小口が現れ、本の1ページ1ページのカラーやランダムな本並びの集積がアートとなる事を意図しています。また、本と本の間からはその奥の壁面に飾られたアート作品の切り取られた姿を覗く事ができ、アートと空間の繋がりを感じる事ができます。

それはスペースを利用するビジネスマンとアートを繋ぐきっかけを生みだし、アートと社会を繋ぐという店舗のコンセプトを体現した意匠となっています。

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「アートと社会を繋ぐ空間」     

骨董品店が立ち並ぶ、独特な地域である東京都中央区京橋。 

その場所に書店とギャラリー、読書スペースを複合した店舗が計画されました。  

アートに関わる古書の本棚をベースに、読書スペースとギャラリースペースを作るゾーニングが求められる中で、シンプルに大きな棚を中央に配置し空間を2分割する事としました。

また、アートと読書に対して雑音となる様な空間の装飾は極力排除する事としている為、一見大きなラワン合板製の棚が置かれただけの空間に見えますが、この棚を通した体験にこの店舗の独自のデザインが埋め込まれています。

読書スペースには仕事をする場所といった社会的な要素が内包されます。  対して壁面のアート作品は社会に対して表面化した作家の思考の一部であり、それに理解や興味を抱く事のない人も多く存在します。 

それらの間にある書籍はアートに対しての理解や知識を深めるものであり、アートと人(社会)を繋ぐアイテムであると考えました。     

そんな三者の関係性を繋ぐデザインとして、この棚は片面が本棚となっており、対面は読書スペースとなっていますが、それらを分割する中板にカラーアクリルを使用しています。 読書スペースからはカラーアクリルを通して、本棚に並ぶ本の小口が現れ、本の1ページ1ページのカラーやランダムな本並びの集積がアートとなる事を意図しています。また、本と本の間からはその奥の壁面に飾られたアート作品の切り取られた姿を覗く事ができ、アートと空間の繋がりを感じる事ができます。

それはスペースを利用するビジネスマンとアートを繋ぐきっかけを生みだし、アートと社会を繋ぐという店舗のコンセプトを体現した意匠となっています。

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